マメマチプロジェクトとは
三重県東員町の将来を見据えたまちづくりとして、町にある700ヘクタールの農地を有効的に活用すべく、大豆の栽培に着目して、農業生産者と加工業者が連携して大豆で町を活性化するプロジェクトとしてスタートしました。
機能性大豆「ななほまれ」の栽培
マメマチプロジェクトでは、県内で広く栽培されている品種ではなく、中性脂肪を下げる効果のある機能性大豆「ななほまれ」など新しい品種に挑戦しています。
大豆の収穫量向上に向けた栽培研究にも取り組み、三重大学の梅崎教授協力のもと試験栽培が開始し2019年事業が本格化。
大雨による河川の氾濫で水没した農地もあり、収穫に大きな影響がありましたが、一部の農地では、強い生命力で奇跡的に収穫できました。
進む商品開発
収穫された大豆は特殊な方法で大豆パウダーになり、おからの出ないお豆腐や油揚げ、豆乳に加工されるだけでなく、いろいろな商品開発が進められております。
広がるプロジェクトの輪
上越教育大学の野口教授による幼稚園などの食育教育や、万古焼の萬来鍋による豆腐作り体験、小学校での豆腐料理教室など、様々なイベントなどの活動を通じて徐々に広がり、地元のレストラン、ケーキ屋さん、おとうふ屋さん、全国に湯葉料理などを展開する企業との連携など、プロジェクトの輪が広がっています。
パリで開催されるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」
美食の街サンセバスチャンの料理人交流会など
海外でも紹介され輸出も始まります。
これらの取り組みが評価され、「ディスカバー農山漁村の宝」にも認定されました。
農業者の収入増、特産品の開発・発信、雇用の創出、健康増進など、東員町の夢をかけて、進行しているプロジェクトです。